スティックカラーにこだわる
こだわっちゃいましょ。こだわって、モチベーションあげられるなら安いもの。やめたら元も子もないからね。こだわりましょ。
そんなあなたのために、黒いスティック、赤いスティック、その他カラフルなスティックを紹介するよ。
色付きスティックの紹介【黒】
Pearl 110HBC
黒いスティックの代表格こと、Pearl 110HBC(と、個人的には思っている)。
Pearlには黒いスティックがいくつもあり、どれも人気モデルだ。逆に、人気ゆえにカラーバリエーションも多い。
他社の5A(標準的なスティックサイズ)スティックと比較すると、長さが短い。Pearlのスティックは397〜398mmであるのに対し、他社のスティックは406〜407mmである。
長さの差は実際に使って確かめよう。自分にどちらがしっくりくるかは私にもわからない。投げやりの様だが、事実スティックの好みは個人差が大きい。
| 110HBC | 7HBC | 110ABC |
|---|---|---|
| 14.5×398mm | 13×397mm | 14.5×398mm |
| ヒッコリー | ヒッコリー | オーク |
TAMA YOSHIKIシグネチャー
TAMAのYOSHIKIシグネチャーも、ブラック塗装で有名だ。そもそも、シグネチャーモデルとは、簡単にいうとアーティストが使っている機材を一般人でも使えるように販売しているモデル。
また、YOSHIKIとは、X JAPANのドラマーで、手数の多いドラムで知られる(彼の叩き方をマネすると体を壊すのは有名な話)。
スティック自体は、Pearl同様、わりと短い。彼のように高速でストロークしたいならおすすめだ。なぜならYOSHIKI本人が使ってるから。
| TAMA H-YKB | |
|---|---|
| サイズ | 14.5×398mm |
| 材質 | ヒッコリー |
色付きスティックの紹介【赤】
TAMA RED ZONE
パワーヒッターならTAMAのRED ZONEを、一度は使ってほしい。それぐらい、簡単にパワーが出る。
なぜパワーが出るか、それはスティックを見れば一目瞭然。
たとえば5BRZの場合、419mmの長尺、15mmの太さ、オーク材と、パワーを出すための機能が盛りだくさんだ。おまけにナイロンチップときた。
大事だから2回言う、パワーヒッターには使ってみてほしい。
注意点は、相応にパワーを要する点。いくらコントロールがうまくても、支えるだけで力を持っていかれる。ゆえに慣れが必要なスティックだ。正直初心者にはおすすめしない。
| 5ARZ | H5ARZ | 5BRZ | H5BRZ | |
|---|---|---|---|---|
| 14×419mm | 14×419mm | 15×419mm | 15×419mm | |
| オーク | ヒッコリー | オーク | ヒッコリー |
ZILDJIAN 5ACWDGP
使ったことはないけど、このシリーズはネットでやたらとみる。赤の他にもカラーバリエーションが豊富なので、目立ちたいならどうぞ。
メーカーによると5Aと5Bの中間らしい。RED ZONEよりはちょっと軽くて持ちやすそう。
| 5ACWDGP | |
|---|---|
| サイズ | 14.4×412mm |
| 材質 | ヒッコリー |
色付きスティックの紹介【カラー】
黒と赤のスティックしか使ったことないけど、世の中には様々な色のスティックがあるらしい。興味があれば買っても悪くはない、かも、、、?
VATER COLOR WRAP 5A
派手に派手を重ねたのがこのスティック。ただでさえ、金色なのにラメもついている。パーティー用かと思うほどにまぶしい。
VCG5Aはゴールドだが、他にもシルバー、パープル、ブラック、ブルー、レッドと種類が豊富。写真を見るかぎり全部にキラキラがついている。とりあえず、普段の練習用には使いたくないな、、、目が疲れそう。
Pearl 110HC
また出た、Pearlの110HC。このシリーズは蛍光色が特徴。他のカラーには、ピンク、スカイブルー、ホワイトがある。
110AC、131ACのオーク材モデルでも、同様のカラーバリエーションをもつ。スタイルに合わせてサイズを調整できるのは良い点だ。
色付きスティックの他に、光るスティックも世の中には存在する。目立ちたいなら、光るスティックの方が良いのでは?
色付きスティックのよいところ
かっこいい
かっこいい。これに尽きる。
かっこいいと、テンションが上がる。テンションが上がれば、練習がはかどったり、スタジオの雰囲気がよくなったりする。色を変えるだけで、こんなに効果があれば万々歳だ。まあ、シンプルにかっこいいので、その理由だけでも十分買いだ。
あと、周りにかっこいいと思われる。特に、「バンド」をよく知らない人に対しては。
ドラムに触れたことのない人は、見た目で演奏を判断するしかない。その場合、スティックの色は魅せられる数少ないポイントだ。
色付きスティックのよくないところ
色がはげる
色つきスティックは、使っているとはげてくる。

そもそも色付きスティックは、通常のスティックに塗装して着色される。そのため、塗装部分を削ると、ナチュラルな木の色が現れるのだ。
写真も、普通に叩いていたら削れていった。このはげたスティックが嫌なら、色付きスティックを買わないほうが無難だ。
仮に、うまく叩いて一箇所だけしかはげなくても(上手いドラマーはいつも同じ部分で叩けるので、写真みたいにいろんな場所がはげることはない)、その部分には絶対傷がつく。
これでは、色付きスティックのかっこよさが削がれてしまうのでは、、?むしろ、色付きゆえに傷が目立ちやすいとさえ思う。
機材に色がつく
スティックの色がはげるなら、どこかに色が移っている。そして、それは大体、シンバルや太鼓に移っている。
もし、自分のシンバルやスネアが真っ赤になっていたら、あなたはどう思う?少なくとも私は嫌だ。
さらにいうと、レンタルスタジオの機材に色を付けるのも躊躇する。黒ならまだいいが、赤は想像以上に目立つ。気になるなら控えよう。
このあたりはマナーというより考え方の違いだから、あまり気にしないでよいかも。
スティックが色付きでもいいでしょ
たまにいるんですよ。「色つきのスティック買ってどうするの?」みたいな人。本人としては、そんなとこにこだわるぐらいなら練習しろよ、って考えているのかな。
そんな発言をする人に言いたい。「うっせえ」と。
自分がこだわりたくてこだわっているんだし、お前の練習時間を奪っているわけではないから問題はないでしょ、と言いたい。
堂々と使いましょうよ色付きスティック。YOSHIKIだって色付きだよ。
















