MuseScore(楽譜作成ソフト)

【一覧表】MuseScoreショートカット29選!爆速化間違いなし!

ショートカットキーなら一発

ナマケモノ
ナマケモノ
いちいちマウスで入力するの面倒だな。キーボードで入力できないの?

というあなたには、ショートカットキーがオススメ。

これを使えば、今まで面倒だった操作も、一発でできる。

さっそく、見ていこう。

MuseScoreショートカット【初級編】

MuseScoreを使うなら、誰もが覚えてほしい初級編。

使う頻度も高いから、覚えると今日から爆速化できちゃう。

ショートカットの記号に「⌘」が出てくるけど、これはMacの「Command」キーを表している。

Windowsを使っているなら、「⌘」を「Ctrl」に置き換えて見てね。

ツールバーのショートカット

右上にあるツールバーは、ショートカットで代替できるものが多い。

それぞれ順番に見ていこう。

保存

「⌘ + S」で、上書き保存ができる。

万が一アプリが落ちたときでも対応できるように、こまめに保存しよう。そのためには、このショートカットが便利。保存したっぽい表示はないけど、保存はされているから安心して。

戻る(取り消す)

「⌘ + Z」で、取り消す。「⌘ + Shift + Z」で、最後の動作を元に戻す。

言葉だとわかりにくいが、ツールバーのボタンを押したときと動作は一緒。一つ前に戻るのが「⌘ + Z」。一つ先に進めるのが「⌘ + Shift + Z」。

音符入力

「N」で、音符入力モードになる。

もう一度「N」を押すと、音符入力モードが終わる。反対の状態に切り替わるってこと。

〇〇分音符

数字によって、〇〇分音符をきりかえる。

解説しても頭に入らないと思うので、上の画像を参考にしてほしい。一応、表でも紹介しておく。

ショートカット動作
164分音符
232分音符
316分音符
48分音符
54分音符
62分音符
7全音符

付点

「.」を押すと、出力される音符が付点(1.5倍の長さ)になる。

〇〇分音符と併用できるので、組み合わせて考えよう。たとえば、「4分音符」で「.」を押すと、「付点4分音符」になる。

再生・停止

「Space」を押して、再生・停止を切り替える。

ここの音どうなっているんだろう、というときにすぐ再生/停止でき、なかなか便利。

音符入力

この記事は、ドラマー用に作られているので、ドラムの入力画面で紹介する。

他の楽器でも共通だと思うが、表示されているアルファベットを入力すると、それに対応した音階が出力されるまた画像にはないが、「0」を押すと休符が入力される。あわせて使おう。

コピー

「⌘ + C」でコピーできる。

ここでは、1小節をコピーしたが、複数小節をまとめてコピーできる。「貼り付け」と組み合わせて使おう。

貼り付け

「⌘ + V」で貼り付ける。

コピーしたものを貼り付けるときに使う。貼り付け先の音符は、上書きされてしまうので、使う場面に気をつけよう。

ドラッグ&ドロップ

これはショートカットではないが、知らないと不便なので紹介する。

ドラッグ&ドロップとは、何かしらをクリックしたままマウスを動かし、特定の位置でクリックを離す行為をいう。たとえばこうだ。

パレットから拍子記号を楽譜に入力したいとき。3/4の記号をクリックし、楽譜の挿入したい場所まで持っていく。そして、離す。

これで無事入力される。パレットの記号は、ほぼこのやり方で楽譜に載せられるので、ぜひ覚えておこう。

今回扱った拍子記号の入力は、下の記事でも紹介している。

MuseScoreの拍子記号 | 追加や削除、変拍子の入力【Ver.2.3.2】MuseScoreで拍子記号を追加や修正、削除したいというあなたのために、操作方法を解説。一覧にない拍子記号も作れるから、どんな拍子も作り放題。図を使って解説しているよ。...

MuseScoreショートカット【上級編】

上級編は、知っておくとさらに時短できるお得テクニック満載。

初級編なんて常識だろ!ってあなたに、特に見てほしい。

3連符

3連符は「⌘ + 3」で入力できる。

同様に5連符は「⌘ + 5」、7連符は〜というように、◯連符は「⌘ + ◯」で入力できる。

MuseScoreで三連符 / 二拍三連 | 複雑な連符も作成可【Ver.2.3.2】三連符や二拍三連、複雑な連符が作れずに困っているそこのあなた。連符は10秒で作れる。この記事では、これら連符の作り方を解説しているよ。図を使って手順を解説しているので、わかりやすい!...

小節の追加・削除

「⌘ + B」で小節の追加、「⌘ + Delete」で小節の削除ができる。

小節の追加は、長押ししていれば無限に増えていく。しかし、小節の削除はできない。そこで、まとめて小節を削除する場合は、次の手順を踏もう。

「⌘ + Delete」を押す前に、「Shift + 方向キー」で選択範囲を広げる。その後で小節を削除。

まとめて削除できる。

音符の長さを半分・倍

「Q」で音価を半分に、「W」で倍にできる。

このショートカットはすでに入力してある音符に使おう。たとえばこんな感じ。

これを使うと、前後の音符が乱れるかもしれない。使う場面には気をつけよう。

マスターパレット

マスターパレットとは、特殊な表記をしたいときに使うシステムだ。

「Shift + F9」で表示できる。

下の記事で、実際に使っているよ。参考にしてね。

MuseScoreの拍子記号 | 追加や削除、変拍子の入力【Ver.2.3.2】MuseScoreで拍子記号を追加や修正、削除したいというあなたのために、操作方法を解説。一覧にない拍子記号も作れるから、どんな拍子も作り放題。図を使って解説しているよ。...

オリジナルのショートカットキー

「MuseScoreにないショートカットが欲しい!」というのならば、自作しよう。すでにあるショートカットキーも一覧になっているので、確認にも使える。

「MuseScore」>「環境設定」の順でクリック。

「MuseScore 環境設定」が出てくるので、タブの「ショートカットキー」を押す。

ショートカットキーの一覧が出てくるだろう。この中で、自分が割り当てたいコマンドをダブルクリックしよう。探すのが面倒なときは、下部の検索も使える。

この画面になったら、手元のキーボードを実際に押して、ショートカットキーを指定しよう。完了したら、「追加」または「置き換え」でおしまい。

MuseScoreショートカット【ドラマー編】

MuseScoreには様々なショートカットがある。しかし、特定のパートだと頻繁に使うショートカットもあるはずだ。

ここでは、そんなドラマーがよく使うショートカットをまとめた。

音符・小説の複数入力

「音符一つずつ選択して、作業するのが面倒。」そんなときに使うのが、このショートカット。音符をまとめて選択できる。この後で紹介するアクセントをはじめ、さまざまな作業に組み合わせて使える。

音符ごとにまとめて選択したいなら、「⌘」を押しながらクリック。

特定の長さをまとめて選択するなら、「Shift + 方向キー」が楽。

小節単位で範囲を選択するなら、「⌘ + Shift + 方向キー」がいい。広範囲を選択する際に便利。

アクセント

ドラマーがよく見るアクセント記号は、「Shift + N」で入力できる(公式では、「Shift + S」がアクセントになっているけど、ドラマーの使うアクセント記号と違うんだよね)。

スネアやハイハットのアクセント記号は、ドラマー必須。しかし、パレットからいちいち引っ張ってくるのは面倒。そこで、このショートカット。

ただ、このままだとアクセント記号が下にあって見にくい。これを反対側に持ってくるには「X」を押す。

いちいち選択するのは大変なので、先ほど紹介した、まとめて選択を使おう。

簡単に入力できるでしょ。アクセント記号を入力するときも、音符をまとめて選択した状態で「Shift + S」すると楽。

ショートカット一覧表

今回紹介したショートカットを表にまとめたよ。

ショートカット動作
⌘ + S保存
⌘ + Z元に戻す
⌘ + Shift + Z最後の動作を元に戻す
Space再生 / 停止
N入力モード
164分音符
232分音符
316分音符
48分音符
54分音符
62分音符
7全音符
.付点音符
A-G対応の音符入力
⌘ + Cコピー
⌘ + V貼り付け
⌘ + B小節追加
⌘ + Delete小節削除
Q長さを半分に
W長さを倍に
Shift + F9マスターパレット
⌘ + クリック音符ごとに選択
Shift + 方向キー長さ単位で選択
⌘ + Shift + 方向キー小節ごとに選択
Shift + Sアクセント記号「.」
Shift + Nアクセント記号「>」
Xアクセントを反対側へ

ショートカットキーは徐々に覚える

どうだったかな。かなりボリュームが多かったけど、読めたかな。

こんなにいっぱいは覚えられないから、徐々に慣れていこう。

一つ覚えるだけでも、爆速化するはず。