目次
あなたもできるスティック選び
最初はなにもわからないよね。でも大丈夫。
この記事を読めば、スティックを誰でも簡単に選べるようになるよ。
こだわりがないあなたは、下の記事、後半に書いてある3種類のスティックがオススメ。

スティック選びのポイント3つ
初心者がスティック選ぶとき、3つのポイントに気をつけよう。
- 材質
- 長さ・太さ
- チップ
具体的には、次のスティックが使いやすい。
材質 → ヒッコリー
長さ・太さ → 406mm × 145mm
チップ → ウッドチップの丸型・俵形
といっても、よくわからないよね。詳しく見ていこっか。
スティックの材質
スティックは、(一部を除いて)木でできている。
よく使われる木は、3種類ある。
- ヒッコリー
- メイプル
- オーク
ヒッコリー
ヒッコリーは、標準的でどのジャンルにも使える。
初心なら、ヒッコリーがおすすめ。
メイプル
メイプルは、柔らかめの木材だ。
だから、ドラム本来の音が生きやすいんだ。
オーク
オークは、固めの木材。
大きな音を出しやすいし、折れにくいから、パワフルなドラマーに好まれるよ。
スティックのサイズ
次はスティックのサイズを考えよう。
スティックの長さ・太さ・重さ
「サイズ」といわれたら、とりあえず考えべきはこれら。
- 長さ
- 太さ
- 重さ
長さ
長さは、スティックの先端から端までをさす。
よく用いられるのは、398〜410mmかな。
初心者だと、長さによる違いはわからづらいから、398〜410mmに収まっていればまず問題ない。

太さ
太さは、スティックをにぎる部分の太さをいうよ。
細いと13mmから、太いとは16mmまである。
振るとわかるけど、太さが0.5mm違うとかなり感覚が違う。。
14mm〜15mmの中で、フィーリングがあったものを選ぼう。

重さ
重さは、下は40g、上は60gと幅広い。
しかも素材や長さ・太さによって、重さは大きく変わる。
だから、〇〇gがオススメ!とは言いにくいんだ(ヒッコリーで406mm×15mmなら、重さは〇〇gがオススメ!みたいなのはできる)。
でも、素材や長さ・太さを決めたらある程度、選択肢は限られる。その中の好きな重さを選ぼう。

サイズ表記「5A, 7A, 5B」
サイズ表記には、「5A, 7A, 5B」というのがある。
これらは、各メーカーが標準的ですよ、大きめですよ、と示しているもの。
5A
5Aは標準サイズ。
もっとも無難だし、多くの人の手に馴染みやすい。
迷ったら5Aを選ぼう。

7A
7Aは、小さめのサイズだ。
手の小さな人に、重宝されるスティックだ。
もちろん。手が大きくても使っていいよ。

5B
5Bは、大きめのモデル。
7Aとは反対に、手が大きい人向けのスティックだ。
スティックのチップ
あと気にするべきは、チップだ。

チップとは、スティックの先についてる丸っこいやつ。
この部分の形状と、材質をよく見よう。

チップの形状
チップの形は、種類がたくさんある。

- 丸型
- 俵形
- 卵型
- 涙型
- 円錐型
丸型や俵形は安定して叩ける。それに対し、涙型や円錐型は細かな表現ができる。
涙型はその中間だ。
初心者におすすめなのは丸型や俵形。他の形より、まとまりのある演奏に聴こえる。
チップの材質
チップの材質は2種類あるよ。
- ウッドチップ
- ナイロンチップ
ウッドチップ

ウッドチップは木でできたチップだ。
明るい音が特徴的。
最初に買うスティックは、ウッドチップがオススメ。
ウッドチップは、音をストレートに鳴らせる。
ナイロンチップ

ナイロンチップは、その名のとおりナイロンでできたチップ。
鋭い音が鳴る。
チップが壊れにくく、長持ちするよ。

【初心者】NGスティック
スティックの選び方を紹介したが、中には選んではいけないスティックもある。
- 無数のワイヤーつきスティック(ブラシ)
- 15本ぐらいの竹ひごスティック(ロッズ)
- 丸い毛糸つきスティック(マレット)
- 細い部分のないスティック(チップレス)
- 光るスティック
「このスティック買っちゃダメかな…?」
って思ったら、先輩や楽器屋スタッフに聞こう。
優しく教えてくれるはず。

楽器屋での選び方
楽器屋でスティックを買う場合、「状態のいいスティック」を選ぼう。
スーパーで野菜を買うのと同じ。
木目をみる
スティックの木目を見よう。
スティックを縦にもって、木目も縦にまっすぐなら問題ない。
斜めに入っていたら、気をつけよう。
斜め部分から、スティックが折れやすい。
横に転がす
スティックを横に転がして、歪みをチェックしよう。
転がす場所は、そこらへんの机でも、試し打ちのパッドでもかまわない。
止まるのと回るのを繰り返すスティックは、どこか歪んでいる可能性がある。
スティックが歪んでいると、加速しやすい向きと減速しやすい向きがあるからだ。
重さを量る
左右それぞれの重さを量ろう。
2本セットで、パッケージにされているから、左右の重さは変わらないと思うが…
万が一誰かが、ペアを入れ替えていたときのために、重さを量っておこう。
また、今度買うスティックを、重くするか軽くするかの判断もできる。
頭を叩く
スティックで軽く頭を叩こう。
スティックのピッチが揃っているか確かめるためだ。
もし叩いて違和感を感じたら、それも注意した方がいい。
スティックを徐々に見極め
スティックの選び方をていねいに解説したよ。
初心者はここまで細かく考えなくていいよ。
詳細まで知りたい人のために、細かく解説したけど、徐々に気をつけていけばいいと思う。