スティックは簡単に折れるのか?
あなたは、スティックを頻繁に折るタイプですか?
それとも、年に1本も折れないタイプですか?
私は1ヶ月で2、3本ぐらい折ってしまうパワーヒッターなので、バキバキに折る人の気持ちがよくわかります。折らない人からすると、叩き方悪いだろみたいな白い目で見られがちなんですよね。
「でも、もしかして本当に叩き方が悪いのでは?」って思うことありますよね。私もたまに不安になります。そこで、スティックが折れる原因を、私なりに考えてみました。
スティックが折れる原因
経年劣化
まずは、誰も悪くないパターンです。スティックは木なので、折れるときは折れます。プロだろうが、素人だろうが、折れるときは折れます。扱う人の問題ではないです。強いていうなら、パワーヒッターで、インパクトが強い人は、スティックへの負担も大きくなるかもしれません。
早かれ遅かれ折れるときは、折れます。あきらめましょう。しかし、誰も悪くないのに、スティックが折れた、と言い切れないときもあります。それは、次の二つのケースです。
スティック
まずは、スティックそのものが悪いケース。
スティックって、木から切り出して作られるので、1本ずつ個体差があります。その個体差によっては、折れやすいものも、折れにくいものもあります。
材質
巷でよく言われるのは材質です。オークなら折れにくく、メイプルなら折れやすいと言われています。ハードヒッターでただでさえスティックを折りやすいのに、メイプルを使っていたらバッキバキに折れることが目に浮かびます(音色の関係上そんなことはしないと思いますが、、、)
折れやすい人はオークに変えるだけでも、幾分か折れにくくなるはずです。
木の筋
木の筋っていう表現が正しいかはわかりませんが、要するに、スティックに入っているしましまです。これが斜めになっているスティックは折れやすいです。斜めに入っていると、その向きに対しての力にもろくなっています。
そのため、そこに力が加わったとき、いつも以上にスティックに負担がかかり安くなっています。買うときは、模様がまっすぐなものを選びましょう。
叩き方
スティックが折れやすい2つ目の理由は、叩き方です。単刀直入にいうなら、スティックを降るときに無理な力を加えて、叩いています。
初心者で、大きい音を出したいがために、大きく振りかぶっていませんか? それは、さすがにスティックを折る原因になります。プロのドラマーでありえないぐらい振りかぶっている人もいますが、あれは肩の力が抜けていて、さらに、ヒットするタイミングには腕が脱力しています。
反対に、初めて間もなければ、スティックを太鼓に押し付けて叩いていることが多々あります。あなたもそうかもしれません。そして、勘違いにつながるのが、この叩き方で大きな音が出せてしまう点です。
これが害悪なのは、下のようなループに入ってしまうからです(私の実体験です)。
フォームは悪いけど、大きく振りかぶったら、音が大きくなった
↓
太鼓に強くヒットさせれば、大きな音がでるらしい
↓
さらに、強くヒットさせよう
↓
以下ループ
そして、完成するのは、スティックをバキバキに折って、かつただ音がでかいフォーム。これでは、スティックも消耗しますし、何より綺麗な音が出せません。これを機に正しいフォームで叩くのが理想です。
無理に力を入れずとも、正しいフォームで叩けば、大きな音、綺麗な音が鳴ります。スティックがしょっちゅう折れると不安になっているなら、スティックに負担をかけていないかだけ気にしましょう。
とは言え、フォームを変えるのはけっこう時間がかかります。面倒ですよね、、気長に直していきましょう。フォームを気にしすぎて、ドラムに触れられなくなるのが、一番怖いです、、
スティックが折れるのを気にしすぎない
色々と書きましたが、一番重要なのは、
スティックが折れるから下手とは限らない
スティックが折れないから上手とは限らない
ということです。強く叩けば、正しく叩いていても折れやすいですし、ジャズドラマーはフォームが下手でもなかなか折れません。
スティックの折れる折れないは、一つの目安にすぎません。気にしすぎないようにしましょう。
・経年劣化
・スティック
・叩き方
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