「太鼓の達人できるんでしょ!?」
ドラムと太鼓の達人を親戚だと思っている人は、世の中に多くいる。
しかしこの2つは似て異なるものだ。共通点は「太鼓」なことぐらいである。
何が違うのかわからない人のために、丁寧に解説するよ。
ドラムと太鼓の達人の違い
ドラムと太鼓の達人を比較すると次のようになる。こんなにも違うのだ。
| ドラム | 太鼓の達人 | |
|---|---|---|
| タイミングの正確性 | 曲によってだいたい同じ | 曲によって差がある |
| 叩く姿勢 | 座る | 立つ |
| 叩く道具 | スティック | バチ |
| 譜面の違い | 五線譜 | 一本線 |
| 叩く対象 | ドラムセット | 和太鼓 |
ではそれぞれの違いを詳しくチェックしよう。
リズムの正確性
一番文句を言いたいのがこれ。
ドラムで演奏するリズムと、太鼓の達人で演奏するリズムは少しズレる。
ジャストでないタイミングに音符が配置されているケースはリズムゲームに多々見られる。
ちなみに音ゲーマニアのベーシストに聞いて見たところ、音ゲーは最終的に目押しになるそうです。
それぐらいタイミングがずれている。楽器をやっている身としてはこれは致命的な違いである。
叩く姿勢
ドラムは座って演奏する。太鼓の達人は立って演奏する。
しかもドラムはたたく場所が地面に垂直気味なのに対して、太鼓の達人はかなり角度がある。
これでは同様の叩き方ができない。まるで別の楽器である(別だけども)。
叩く道具
スティックとバチは全然別のものである。
太さが全然違う。バチ(太鼓の達人)はスティック(ドラム)の2,3倍は太い。
「でも同じでしょ?」って人には、iOS(iPhone)とAndroidぐらい違うよって教えてあげよう。
譜面の違い
100歩譲って譜読み(その場で楽譜を見て叩く)するのは許す。
でも楽譜の形が明らかに違うんだよ。
太鼓の達人は五線譜じゃないし、長さが明記されていないし、最悪の場合タイミングずれているし。
もう読めませんよ、そりゃ。
ドラムと太鼓の達人の共通点
違うところだけいったら文句を言われそうなので、共通点も回答しておこう。
太鼓を叩く
「太鼓を叩く」。これは共通している。
でも太鼓がそもそも違うんだよ。あの太鼓はスティックが跳ね返りにくいし、斜めに置かれているし、叩き心地が違うんだよ。
ドラムと太鼓って同じだろって言われると、英語とドイツ語は同じだろと同レベルの違和感を感じる。
長い棒で叩く
スティックもバチも長い木の棒である。以上。似ていることはそれだけだ。
バチはアホみたいに太いし長い。そして重い。
スティックと同じ感覚でバチを振ろうとしても振れないのはこのあたりが理由だ。
スティックとバチは違うものである。
ドラム経験があると慣れるのは早いけど…
ドラムと太鼓の達人がどのように違うかを熱弁した。
クレー射撃が得意でも、FPSの射撃ゲーム(Call of Duty・荒野行動)が得意だとは限らないでしょ。
それと同じぐらい次元が違う。頼むから本物とゲームを同じものに扱うな。
どっちも練習しないとうまくはならないんだよ。
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