電子ドラムで心配なのが騒音。近所から文句を言われたら、せっかく買った電子ドラムも使えない。
マンション・アパート、特に木造は音が響きやすいから注意が必要。
「じゃあどうすればいいの?」というあなたのために、騒音の原因や対策について書いたよ。
電子ドラムの騒音とは
電子ドラムの騒音は大きく2種類にわかれる。
その中でも振動音には気をつけよう。各騒音の特徴をみていこう。
打撃音
打撃音はものを叩いたときに発される音。
スネアをたたいたときの「タッ」という音や、バスドラムの「ドン」という音は打撃音だ。
太鼓類の打撃音
ゴムやパットとはいえ、電子ドラムでも騒音は鳴ってしまう。むやみやたらに叩くと、近所迷惑になる。
振動音
振動音とは地響きのような音である。その場でジャンプして着地をすると、近くの人は振動のような鈍い低音を感じる。これが振動音だ。
振動音が騒音になりやすい理由は、高い音より低い音が響きやすいからだ。そのため振動音は響きやすい。
バスドラの振動音
振動音の大きな原因はバスドラムの右足である。
バスドラムとビーター(ペダルの先)が接触する音よりも、右足を踏み出す音のほうがうるさい。そしてこの踏む音が振動音なのだ。
(ペダルを踏まなくても)右足を地面に叩きつけると「ドン」という音がなるだろう。この「ドン」がバスドラムを踏むたびに騒音として響き渡る。
電子ドラムの騒音対策
以上の音が電子ドラムを叩いたときに鳴る音である。
つまり予防すべきは、「太鼓類を叩いたときの打撃音」と「バスドラを踏んだときの振動音」といえる。
以下では特に注意すべき「バスドラの振動音対策」について解説しよう。
防振マット・じゅたん
もっとも簡単なのが防振マット・じゅうたんを敷く方法。地面に伝わる騒音を少しは緩和できる。
しかし手軽にできる反面、そこまで効果があらわれないのも実情。
防振マットやじゅうたんで対策する場合は、厚手のものを何重にも敷いて、夜には叩かないといった対策が必要になる。
1階に引っ越し
振動音は下に響く。そのため一番下の階に引っ越せると手っ取り早い。
とはいえ上の階にも多少は響くので、防振マットやじゅうたんを忘れずに。
防音マンション・防音室
完璧なのが防音マンションに引っ越すか、防音室を設置する方法。
これならいつ何時でも怒られることはない。しかし気軽にできる方法ではない。
電子ドラムを使わない
と思ったよね。ぶっちゃけ私もそう思う。そもそも電子ドラムといっても、騒音はそこまでおさえられないんだ。
日本の住宅環境を考えると、田舎じゃないとそうそう使えないのが電子ドラム。
ではどうすべきか。そう、そもそも使わないのが安全策だ。
自宅では練習パッド
というのは間違いである。
電子ドラムのように実際に叩くことはできなくても、できる練習はいっぱいある。
練習パッドは、自宅での練習にもってこいだ(練習パッドも使用する時間には気をつけよう)。
電子ドラムは自動で「いい音」に
電子ドラムを使う以前の話だが、電子ドラムの練習が悪影響を及ぼす可能性もある。
適当に叩いても「いい音」を鳴らせてしまうからだ。
電子ドラムは叩いた衝撃を音に変換している。しかし安い電子ドラムほど軽く叩いただけでそれっぽい音に変換されてしまう。
つまり電子ドラムを使っていると、生ドラムで叩いたときにいい音を鳴らせなくなる。電子ドラムを使うなら気をつけよう。
マンション・アパートは厳しい
電子ドラムの騒音対策について解説した。
電子ドラムはその性質上、完全な消音が難しい。マンションやアパートでは使用を断念するケースもでてくるだろう。
しかし電子ドラムがなくて練習はできる。
また電子ドラムがなくても十分にうまくなれる。数十年前のドラマーは電子ドラムは使っていなかったのだから。
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