初心者はツインペダル禁止?
こんなこと言われると「えっ…まだしばらくはツインペダルに手を出さないほうがいいのかな…」と思っちゃうようね。
でも私は数ヶ月練習したら、ツインペダルを導入してもかまわないと思っている。
帰国子女が小学生で外国語を覚えていても、日本語はおざなりになっていないでしょという理論だ。
あまりに唐突すぎるから記事後半で解説するね。
まずはツインペダルが何かから確認しよう。
ツインペダル・ツーバスの説明がいらないあなたはさっそく本題に進もう。
ツインペダルとツーバス
ツインペダルは1つのバスドラムでツーバスの奏法を実現した装置だ。
そもそもツーバスがわからないあなたのために、ツーバスも説明しよう。
ツーバスとは

ツーバスとはバスドラムを2つ使用するセッティングである。ツーバスにすると両足でバスドラムを踏めるから高速で連打できる。バスドラムごとに音色を変えられるので表現の幅が広がる。
しかしアマチュアドラマーはさることながら、スタジオやライブハウスもツーバスを導入している場所は少ない。なぜならツーバスのセッティングは安くないからだ。汎用性の低さもあるけどね。
そんな低予算ドラマーの味方がツインペダルである。
ツインペダルとは
ツインペダルとは、1つのバスドラムを両足で踏むための装置。ツインペダルはペダルが2つついている。
ツインペダル誕生以前はツーバスを使用していた。しかしスタジオ・ライブハウスに2つバスドラムを設置できなかったり、運搬が大変だったりした。
そんな中ツインペダルは持ち運びやすいし、バスドラを買うより手軽に利用できるということで広まっていった。
このように書くとツインペダルはツーバスの劣化版かと思われるがそうとも限らない。
ツーバスを2つ並べるとセッティングが狭くなるし、足の角度を気にして設置しなくてはいけない。ツインペダルにも良さはある。
初心者でもツインペダルは可
話が長くなった。ツインペダルを使っていいかどうかを考えていたんだった。
初心者でも使いたいならツインペダルを使うべきだと私は思う。
もちろん最初はめちゃくちゃ難しい。シングルペダルがそこそこできている人ですら、ツインペダルは苦労する。それを初心者がいきなり始めようとするのだから、難しくて当然である。
でもツインペダルを使いたくてドラムをやっているのだから、使ってもいいと思う。
ハイハットではバスドラムに慣れない
「シングルペダルに慣れてからツインペダルを使え!」という輩の発言は、合っているけど合っていない。
合っていないと思う理由は、シングルペダルに慣れたところでツインペダルはうまくならないからだ。
シングルペダルのドラムセットでは、ハイハットに左足を置くはず。そのため練習していけば徐々にハイハットが踏めるようになっていく。
しかしハイハットとバスドラムではものが全然違う。左足でハイハットを踏めたからといってバスドラムを踏めるわけではない。
バスドラムで左足を慣らす
ツインペダルを上達させたいなら、ツインペダルをセッティングすべきである。
バスドラの踏み方に慣れるには、バスドラを踏むしかない。
ど初心者はシングルペダル
とはいえツインペダルを避けた方がいいタイミングもある。それは「ど初心者」である。
まだドラムを触ったことありませんという人がツインペダルを触ると、頭が崩壊するからだ。
ツインペダルを使うとまさに四肢で演奏することになる。ドラムを始めたての人に対してこれはあまりに酷である。
そのため基本の8ビートが叩けるようになるまではツインペダルを使用しないのが賢明だと思う。
もしすぐにでもツインペダルにしたいのであれば、基本の8ビート→ツインペダルを利用した8ビートのように、シングルペダルから発展させた形でツインペダルを使おう。
成長の仕方はひとの自由
ツインペダルを初心者が使ってもいいかについて議論してきた。
つまるところ、あなたが自由に決めればいいと思う。ドラムを演奏するのも自分だし練習するのも自分である。
最初からツインペダルで始めるととても難しくて挫折するかもしれない。それでもよければ触ってみよう。
最初からなんでもできる人間はいない。徐々に練習していって自分のタイミングでツインペダルを触るのもいいだろう。
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