目指せ!脱初心者!
初ライブも終わって、無事ドラムの楽しみも知れたかな。次はもう少しだけ難しい曲をやりたいんじゃないかな。
そんなあなたのために、ワンランク上の練習曲を集めたよ。それでも、そこまで難しくはないから安心してね。
というあなたには、下の記事がおすすめだよ。初ライブでもできるレベルの曲を集めてる。
裏打ち
裏打ちは、表拍でバスドラを踏み、裏拍でハイハットやライドを叩く演奏。
譜面で見るとこんな感じ。

大半の場合は、これにスネアが追加される。

これがデフォルトの裏打ち。
そして、ハイハットのオープンクローズを駆使するのが、よく見る形。

曲中でズッチャーズッチャーって言っていたらこれのこと。
わかりにくいと思うから、あとで紹介する動画で確認してね。
結構難しそうな裏打ちだけど、やり方は簡単。表拍でバスドラとハイハットを踏み、裏拍でハイハットを叩く。
ハイハットのオープンクローズが一見大変そうだけど、バスドラと同じタイミングで足を上下していれば完成するよ。
シャングリラ / チャットモンチー

00年代ガールズバンドの代表格、チャットモンチー。
彼女らの中でも有名なのが、このシャングリラ。
変拍子入りの裏打ちである。といっても、そんなにごちゃごちゃとはしていない。感覚で理解できるはず。
ドラムが複雑なチャットモンチーの中では、珍しく簡単。
間奏が大変かもしれないけど、がんばって乗りこえよう。
ないものねだり / KANA-BOON

KANA-BOONの代表曲といっていいはず。
ノリも軽いので、フロアも盛り上がりやすい。演奏していて楽しい。
1番Aメロはハイハットを開かない裏打ち、サビはハイハットを開く裏打ちになっている。
他にも、2番Aメロのタム回しや、間奏の8ビート、クローズドリムショットなど、初心者が知っておきたいフレーズ盛りだくさん。
初心者から一歩進んだぐらいの時期に最適な曲。
Re:Re: / ASIAN KUNG-FU GENERATION

アニメ「僕だけがいない街」のタイアップ曲。
全体を通して、ハイハットオープンの裏打ちが叩かれている。
サビは初心者だと難しいので、簡単なフレーズに置き換えるといいかな。
イントロに出てくる16ビートは、慣れていないと難しいので右手だけで叩いでもよいだろう。
CD音源は2種類ある。どちらでコピーするか、バンドで打ち合わせしておこう。
2ビート
パンクやメロコアで多用される、高速のビート。
2ビートを使う曲は往々にしてテンポが速い。がんばって喰らいつこう。

上の楽譜例では、バスドラがそれぞれシングルで踏まれているが、これがダブルのときもある。
よく見かけるのはシングルとダブルを交互にくりかえす、ドッダドドダのリズム。
このバスドラダブルは、速く踏むのにコツがいる。よく練習しよう。
Stay Gold / HI-STANDARD

超有名。ロック系バンドマンなら、誰しも一度は通る道。
最初から2ビートの激しい曲だ。
特別難しいところはないので、メンバーと息を合わせながら、バッチリ決めよう。
サビの「I won’t forget」は、ノリのいいお客さんだと、一緒に歌ってくれることも。
Tank-top of the world / ヤバイTシャツ屋さん

最近有名になったやばTこと、ヤバイTシャツ屋さん。
彼らの曲は、2ビートと裏打ちが多用されている。この曲も例にもれない。
Aメロは裏打ち、サビは2ビートと非常にわかりやすい構成。
ただ曲は速め。ロール(スネアの連打)も慣れていないと、無駄な力が入っていないと疲れがち。要注意。
「あつまれ!パーティーピーポー」は裏打ちの練習にも最適。こっちも合わせてチェックしてね。

monolith / 04 Limited Sazabys

こちらも最近有名になったバンド、04 Limited Sazabys。
曲は、サビがガツンと2ビート。聴いてて気持ちいい。
そして、気持ちいいぐらい速い。
相当練習しないと、この速さのバスドラダブルは踏めないだろう。
裏を返せばいい練習になるということ。パンク・メロコア好きにとっては、練習しがいのある曲だ。
3拍子
3拍子は、正式には3/4拍子(よんぶんのさんびょうし)という。1小節の中に、4分音符が3つ入っているってこと。
多分普段やっている音楽は、4/4拍子。1小節の中に4分音符が4つ入っている。
何拍子の曲かは、スコアの左側を見れば確認できるよ。

左の方に3と4の数字が書かれていると思う。これが、3/4拍子だよってこと。
今まで紹介したスコアを見てくれれば、4/4拍子だってこともわかると思う。
スコアには、バスドラとスネアを適当に書き加えたけど、3拍子って拍子を指す言葉だから、バスドラとかスネアの場所は曲による。
金星 / ELLEGARDEN
当時のバンドキッズに、多大なる影響を与えたELLEGARDEN。
彼らの曲はシンプルなことが多く、金星もその一つ。
ゆったりとした3拍子なので、さほど難しくない。
4拍子との異なる感覚や、サビへの盛り上げ方を意識しながら叩いてみよう。
Holiday / Green Day

一曲ぐらいは洋楽の王道を引っ張ることにしたよ。
パンクの王道、Green Dayの3拍子曲(正確には6/8拍子)。
いわゆる、シャッフルビートになっているのも特徴。
ドッドカッカって感じになってる(表現難しい。)まじめにかくと、3連符の1こ目と3こ目だけ叩いている。2こ目は鳴らさない。
まあ、あんまり気にせずに叩いてみよう。やっていれば、感覚的に理解できるよ。
16ビート(両手のハイハット)
難しめだけど、両手でハイハットを叩く演奏も紹介しよう。
1小節に16分でハイハットを叩くことをここでは、16ビートとして解説するよ。
(正確には、ハイハットを8分で刻んでいても16ビートぽいことはある。逆もしかり。ただ、ここではわかりやすく、ハイハット16分=16ビートとするよ。)

3拍子と同じく、バスドラやスネアの位置は曲によってバラバラ。ただどの曲でも、16ビートであることを感じながら叩こう(これけっこう難しい)。
MONSTER DANCE / KEYTALK

KEYTALKを有名にした、タイトルどおり踊らせる曲。
この曲は16ビートというより、裏打ちといったほうが近いかな。
だけど、ハイハットを両手で叩いているから、16ビートの練習にはなる。
この曲は他と比べて比較的楽。裏打ちの要領でハイハットを開け閉めしているので、多少16ビートのリズムがヨレてもごまかせる。良くも悪くも、ね。
場違いハミングバード / UNISON SQUARE GARDEN
ぶっちゃけ初心者がやる曲じゃない気もする(そもそも16ビートが初心者には難しめ)。
イントロができるようになるまでかなり大変。
ライブでやらないなら、イントロはコピーしなくてもいいだろう。
Aメロはしっかり16ビートなので、練習には最適。どちらの手で叩いてもハイハットが鳴るよう、意識して叩こう。
遥か彼方 / ASIAN KUNG-FU GENERATION

リライトやソラニンが有名なASIAN KUNG-FU GENERATION。
そんな彼らの初期代表曲。
Aメロが16ビートになっているので、ぜひ練習しよう。
ただ、サビ前、サビ、間奏、アウトロは初心者だと難しい。
とはいえ、どれも上手くなりたいなら乗り越えたい壁。やる価値あり。
徐々に慣れよう
練習に向いている曲を紹介してきたよ。どうだったかな。
16ビートは難しいし、すぐにはできなくて大丈夫。
あと、最初から最後までをコピーできなくても問題ない。
練習するだけなら、必要な部分だけをコピーして、自分のものにしてしまおう。












