ドラム用語

【ドラム用語】裏打ちとは | 音楽とリズムでわかる!

裏打ちの特徴

  • 裏拍にアクセント
  • ハイハットやライドで叩くこと多し
  • 4つ打ちと組み合わせるとダンスビート感

裏打ちとは

裏打ちとは、裏拍にアクセントのついたリズムである。ドラムセットの場合、ハイハットやライドシンバルで叩くことが多い。ジャンルによっては、裏打ちのリズムは欠かせない。4つ打ちと組み合わせると、よりノリやすい音楽へと化す。

裏打ちの楽譜

裏打ちの定義は解説したけど、実際裏打ちってどのような音なのだろうか。

楽譜で裏打ちを見てみよう。

裏打ち(一般)

裏打ちは、裏拍にアクセントのあるリズムである。たとえば次のようなリズムが参考になる。

上の楽譜では、ハイハットがアクセントになっている。

裏打ち(&4つ打ち)

「俗称」と書いたが、ドラムで「裏打ち」と言われた場合、「4つ打ち × 裏打ち」をさすことも少なくない。

具体的には、次の画像のとおりだ。

バスドラを表拍で踏みながら、裏拍にアクセント、ここではハイハットを叩いている。

「4つ打ち」なので表拍でバスドラを踏みつつ、「裏打ち」なので裏拍でハイハットのアクセントを入れている。

聴いてみるとわかるが、この意味での「裏打ち」は非常に踊りやすいリズムである。

詳しくは、次の項目で見ていこう。

裏打ちの曲

では、実際にどのような曲で裏打ちが使用されているのだろうか。

2つほど紹介してみよう。

ないものねだり / KANA-BOON

KANA-BOONを一躍有名にした「ないものねだり」。

この曲では裏打ちが多用されている。

00:25から始まるイントロのフレーズは、典型的な裏打ちである。

バスドラが表拍、ハイハットが裏拍に入っており、誰でもリズムにノリやすくなっている。

MONSTER DANCE / KEYTALK

踊れる曲の多い「KEYTALK」。

彼らの代表的な曲と言えば、この「MONSTER DANCE」だろう。

00:26から始まる裏打ちは、「ないものねだり」同様、典型的なものである。

そのほかの場所でも同様の裏打ちが多用されている。

タイトルに「DANCE」と入っているとおり、踊るのにもってこいな曲である。

裏打ちはフェスでも人気

裏打ちについて解説してきた。

4つ打ちを絡めた裏打ちは、近年のロックバンドで使われることの多い手法だ。

コピーバンドをする際は、ぜひマスターしてほしい。

一度マスターしてしまえば、幅広い曲で使える。

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分類単語
ビート8ビート 16ビート 4ビート 2ビート ビートの違い 4つ打ち 裏打ち 頭打ち シャッフルビート・スウィング グルーヴ
拍・リズム裏拍 走る・もたる 倍テン(ダブルタイム) 半テン(ハーフタイム)  縦(縦のライン) ブレイクダウン キメ 〇〇回し
音楽記号2拍3連符・3連符 2拍子や4拍子 変拍子  BPM クレッシェンド・デクレッシェンド 反復記号 音価 サスティーン・倍音
テクニックアクセント移動(4ストローク) フィルイン リムショット シンコペーション(食う) ゴーストノート ミュート・シンバルチョーク シングルストローク(1つ打ち) ダブルストローク(2つ打ち) フラム
その他かみて・しもて