ドラム用語

【ドラム用語】4ビートとは | ドラムを聴けばわかる!

4ビートの特徴

  • 人によって定義が異なる
  • 4/4拍子で4分音符のビート
  • 2拍目と4拍目にアクセント(スネア)

4ビートとは

4ビートとは、4分音符を基本のノリとして捉えるビート。2拍目と4拍目にアクセントがある(バックビート)。単に4つでビートを刻む場合、バスドラを4つふむ場合(4つ打ち)、3連符でグルーヴを出す場合(ジャズ)がある。

4ビートの分類

文字ではわかりにくいから、楽譜で4ビートを見ていこう。

ところがこの4ビート。人によって定義がバラバラなんだ。この記事では3つ紹介するよ。

4分音符(4分音符 × 4こ)

ハイハットやライドシンバル、フロアタムを4分音符で刻むケース。赤枠の中に4つずつ音符が入っていることがわかるかな。

これが4ビートと呼ぶことがある。一番シンプルでわかりやすい定義だ。

4つ打ち(バスドラ × 4こ)

こちらは、1小節内にバスドラが4つ入っている。「バスドラが4回踏まれる(打たれる)」から4つ打ちと呼ばれる。

近年流行の裏打ち(ズッチャーズッチャーってリズム)は、4つ打ちともいえる。

ジャズ(3連符中抜き)

ジャズにおける4ビートはこの独特なリズムを表す。

特徴は、ハイハットを16分の4こ目で刻んでいることだ。16分の4こ目か、3連符の3こ目か、8分音符の2こ目かは表現が分かれるところだけど、要するに「跳ねた」リズムになるってこと。

ドラマー
ドラマー
「跳ねた」リズムというのは、3連符の1こ目と3こ目のように、拍子の頭と中途半端な長さの音符が組み合わさったことをいうよ(誤解が生まれそうな言い方だけど…)。3こ目のとこで体を動かしたくなったら、それは「跳ねてる」証拠。

「ツーツッツツー」というリズムは、下の曲で確認してね。

4ビートの有名曲

Re:Re: / ASIAN KUNG-FU GENERATION

僕だけがいない街で一躍有名になった、Re:Re:という曲。

動画の最初から裏打ちという手法が使われている。さっきもいったとおり、裏打ちは4つ打ちの有名な手法だ。

4つ打ちのおかげで「踊りやすい、リズムに乗りやすい」ナンバーになっている。

In the Mood / Glenn Miller

ジャズの4ビートからは、In the Moodを選んだよ。ジャズを知らない人でも聴いたことあるはず。

「ツーツッツツー」のリズムが聴こえてくるかな。ハイハットの音がするはず。この「跳ね」はジャズの基本ビートなので、知っておいて損はないぞ。

4ビート = ジャズのビート?

4ビートについて理解できたかな。

4ビートは人によって、意味合いが変わってくるから注意しよう。

個人的にはジャズのビートを、4ビートと呼ぶのが賢明だと思っている。

関連記事【専門用語】

分類単語
ビート8ビート 16ビート 4ビート 2ビート ビートの違い 4つ打ち 裏打ち 頭打ち シャッフルビート・スウィング グルーヴ
拍・リズム裏拍 走る・もたる 倍テン(ダブルタイム) 半テン(ハーフタイム)  縦(縦のライン) ブレイクダウン キメ 〇〇回し
音楽記号2拍3連符・3連符 2拍子や4拍子 変拍子  BPM クレッシェンド・デクレッシェンド 反復記号 音価 サスティーン・倍音
テクニックアクセント移動(4ストローク) フィルイン リムショット シンコペーション(食う) ゴーストノート ミュート・シンバルチョーク シングルストローク(1つ打ち) ダブルストローク(2つ打ち) フラム
その他かみて・しもて