倍テンの特徴
- 倍テンは、テンポが倍になったように聞こえるフレーズ
- 楽譜表記はいくつか有り
- 人によって定義にブレ
倍テンとは
倍テンとは、テンポが倍になったように聞こえるフレーズ群をさす。実際にテンポが倍になるとは限らないが、さも倍になっているかのように聴こえるので、「倍のテンポ→倍テン」と呼ばれる。「ダブルタイム」や単に「倍」ともいう。
ただし倍テンやダブルテンポの定義は、人によって異なる。誤解を生まないように気をつけよう。
倍テンの楽譜表記
倍テンの表記は大きく二つある。
一つは実際にテンポを倍にする表記、もう一つは倍になったようにフレーズを表現する表記だ。
楽譜表記(実際に倍)
実際に倍にする場合、テンポの表記が追記されている。

今まで120だったテンポが倍の240になっている。
BPMの箇所以外は、いままでどおりの見た目をしている。テンポの表記には注意しよう。
楽譜表記(倍みたいなフレーズ)

一方こちらは、ノリだけ倍になっているケース。
ハイハットを4分で刻んでいるのはずっと一緒なのだけど、バスドラとスネアの叩く箇所が増えている。
聴いてみるとわかるけど、ハイハット以外は倍になっているはず。
倍テンは具体的に説明
倍テンの解説をしたよ。
聴いてもらったように、倍テンと一言で言ってもさしている表現が違うんだ。
バンド内で「倍テン」と言いたいときは、どのように表現したいのかを具体的に説明しよう。