ドラム用語

【ドラム用語】頭打ちとは

頭打ちの特徴

  • 表拍でスネアを叩くリズムパターン
  • 明るい雰囲気
  • 速いと勢いづく

頭打ちとは

頭打ちとは、表拍でスネアのアクセントが入るリズムパターン。明るくシンプルなフレーズに多く見られる。しばしば、裏拍にバスドラが入る。バスドラが入ると安定感が増し、どっしりした印象をもつ。

頭打ちの楽譜

シンプルなら頭打ちは、次の楽譜のとおりだ。

表拍にスネアを添えるだけのシンプルなリズムパターンだ。ほんとうに最低限でよいならこの形でも問題ないだろう。

このリズムパターンに少しだけ付け加えたのが、次のパターンだ。

裏拍にバスドラが入っている。バスドラが増えることで、安定感が増し、リズミカルにもなる。

頻繁に見られるパターンなので、ぜひマスターしておきたい。なお、バスドラの数は上下することがある。

頭打ちの曲

では、続いて頭打ちの曲を紹介しよう。

(I Can’t Get No) Satisfaction / The Rolling Stones

舌を出したロゴが印象的なThe Rolling Stones。
彼らの代表曲のひとつに、Satisfactionがある。

終始、頭打ちに専念している。

頭打ちはこのような明るい曲調で使われやすい。表拍のアクセントは、4つ打ち同様、わかりやすいのも特徴。

余計なバスドラが入っていないシンプルな頭打ちなので、理解しやすくわかりやすいのではないだろうか。

Snow (Hey Oh) / Red Hot Chili Peppers

Red Hot Chili Peppersは、その独特なグルーヴが特徴なバンドだ(大体のバンドがオリジナルのグルーヴをもってるんだけど、彼らは特にすごい)。

サビが頭打ちになっている。

バスドラで複雑なリズムにはなっているけど、頭打ちのおかげで心地よく聴ける。

頭打ちは4つ打ち同様、リズムをわかりやすくする特徴もある。

頭打ちはわかりやすく多用される

頭打ちについて解説した。

頭打ちは、さまざまなリズムと組み合わせられるうえに、聴きやすいドラムになりやすい。

シンプルな頭打ちは難しくないので、初心者でも安心して習得できる。

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分類単語
ビート8ビート 16ビート 4ビート 2ビート ビートの違い 4つ打ち 裏打ち 頭打ち シャッフルビート・スウィング グルーヴ
拍・リズム裏拍 走る・もたる 倍テン(ダブルタイム) 半テン(ハーフタイム)  縦(縦のライン) ブレイクダウン キメ 〇〇回し
音楽記号2拍3連符・3連符 2拍子や4拍子 変拍子  BPM クレッシェンド・デクレッシェンド 反復記号 音価 サスティーン・倍音
テクニックアクセント移動(4ストローク) フィルイン リムショット シンコペーション(食う) ゴーストノート ミュート・シンバルチョーク シングルストローク(1つ打ち) ダブルストローク(2つ打ち) フラム
その他かみて・しもて