ドラム用語

【ドラム用語】16ビートとは | 名曲を聴けば誰でもわかる!

16ビートの特徴

  • ロック、ファンクなどに多い
  • 4/4拍子で16分音符のビート
  • 2拍目と4拍目にアクセント(スネア)

16ビートとは

16ビートとは、4/4拍子を16分音符で刻むリズムをさす。ロックやファンクによく見られるビート。2拍目と4拍目にアクセントがある(バックビート)。ドラムセットでは、ハイハットやライドシンバルで16分音符を刻みながら、スネアを2・4拍目に叩くのが基本。

16ビートの楽譜

16ビートを楽譜上で表すと、このようになる。

16ビートの特徴として、あげられるのが次の2点だ。

  • ビート(ここではハイハット)が16分音符
  • スネアが2・4拍目

ビートが16分音符

楽譜を見ると、ハイハットが1小節内に16個入っている。

ハイハットやライドシンバル、フロアタムが16分で刻まれているときは、16ビートと呼ばれることが多い。

もちろん例外はある。16回叩かなくてもノリが16ビートと呼ばれるし、16分音符を叩いていても他のビートに感じられることはある。

そのため、16回鳴っていたら多分16ビートという認識でいるといいだろう。

スネアが2・4拍目

スネアが2・4拍目で叩かれがちなのも、16ビートの特徴だ。これは8ビートも同様である。

各小節の2・4拍目でスネアが叩かれている。こうすることで、16ビートは一定のリズムやグルーヴを生み出している。

先ほど同様、例外はあるが多くの16ビートは、2・4拍目にアクセントがくる。覚えておこう。

16ビートの有名曲

言葉や楽譜で見ても理解しにくいかもしれない。では、実際の曲を聴いてみよう。

16ビートは、ロックからファンク、ディスコミュージックにまで多用されている。その中でも、次の2曲を見ていこう。

シュガーソングとビターステップ / UNISON SQUARE GARDEN

UNISON SQUARE GARDENは、16分ビートを多用するバンドだ。シュガーソングとビターステップでもその影響が見られる。

00:17のイントロ部分は、ハイハットを16分音符で刻む16ビートだ。

ハイハットの16ビートは、チクチク・タカタカといった音が鳴る。8ビートとは違うリズミカルさを体感しよう。

Sex Machine / James Brown

洋楽からはファンクの帝王こと、ジェームスブラウンをチョイス。

「ゲロッパ」で有名な曲である。

先ほどの曲とは違い、16分ではっきりとはビートを刻んではいない。しかしノリが16分に近いのだ。

このように、16分音符でビートを刻んでいても、16ビートのように聴こえる曲もある。難しいね。

ビートは主観

16ビートの紹介をしたよ。いかがだったかな。

色々説明したけど、ビートの感じ方って主観も大きいんだ。

16分の音を聴こえるか聴こえないかぐらいで叩いていれば、それは8ビートのようにも聴こえるし、16ビートのようにも聴こえる。

具体的な線引きは難しいんだ。

関連記事【専門用語】

分類単語
ビート8ビート 16ビート 4ビート 2ビート ビートの違い 4つ打ち 裏打ち 頭打ち シャッフルビート・スウィング グルーヴ
拍・リズム裏拍 走る・もたる 倍テン(ダブルタイム) 半テン(ハーフタイム)  縦(縦のライン) ブレイクダウン キメ 〇〇回し
音楽記号2拍3連符・3連符 2拍子や4拍子 変拍子  BPM クレッシェンド・デクレッシェンド 反復記号 音価 サスティーン・倍音
テクニックアクセント移動(4ストローク) フィルイン リムショット シンコペーション(食う) ゴーストノート ミュート・シンバルチョーク シングルストローク(1つ打ち) ダブルストローク(2つ打ち) フラム
その他かみて・しもて