- キメとは、メンバーがタイミングを合わせて演奏する手法
- バンド内の結束が問われる
- キメが合うと、完成度が高くなりやすい
キメとは
キメとは、メンバー全員が同じリズムで演奏する手法である。メンバー内の息がぴったりあっていれば、同じタイミングで演奏できる(キメが合う)し、意思疎通ができていなければ、各々でタイミングがずれる(キメがズレる)。また、必ずしもメンバー全員がキメる必要はない。
キメが特徴的な曲
Cold Edge / 9mm Parabellum Bullet
イントロの00:06を聴いてほしい。

三三七拍子のリズムに合わせて、全楽器が音を鳴らしているのがわかるだろうか。
それまでバラバラに演奏していたのに、突然同一のタイミングで鳴らすことで、一体感を表現できる。
キメが合うと、かっこよく聴こえやすい。
Cold Beat / Zazen Boys
Zazen Boysは、キメだらけのバンドだ。
05:37からの「Cold Beat」を確認してほしい。

どこがキメというでもなく、全体的にキメばかりである。
ギター、ベース、ドラムのタイミングをしっかり聴くと、大量のキメに気づけるはずだ。
この演奏からわかるとおり、細かなキメが大量にあれば演奏の難易度は上がる。
誰か一人でもずれてしまえば台無しになるからだ。
キメは諸刃の剣
キメについて解説した。
キメは決まればかっこいいが、一人でもずれてしまうと途端にダサくなる手法だ。
楽曲にキメがある場合は、バンド練習で入念に確認しておこう。