ドラム用語

【音楽用語】2拍3連符・3連符とは | 楽譜と音源でわかる!

  • 連符は、ある長さを特定の長さに分割した音符
  • 三連符は、1つの音符を3分割した音符
  • 二拍三連符とは、二拍を3分割した音符

連符(三連符)とは

連符は、ある長さを特定の長さに分割した音符をさす。三連符なら、4分音符や8分音符を3等分した長さ。五連符なら5等分した長さといった具合だ。連符は、独特の間や、雰囲気を作り出しやすい。

二拍三連符とは

二拍三連符とは、二拍を三連符にすることをさす。つまり、二拍の長さを3等分したのが、二拍三連である。同様に、四拍の長さを3等分させれば、四拍三連となる。4分音符や8分音符と比べると、間がかなり空くので演奏は容易でない。

三連符・二拍三連符の楽譜

連符は独特な表記をするので、ある程度慣れが必要だ。

ここでは、三連符の表記を例にとって見ていこう。

三連符の楽譜

三連符の楽譜表記は、音符の上に「3」と書いてあることで判断できる。

3分割する元の長さによって、音符の形は多少異なる

しかし「3」を目印にすれば、三連符であることはすぐわかるはずだ。

三連符(4分音符)

4分音符の場合は、8分音符を3つつなげたような形になる。

上に「3」と書いてあるので、三連符であることはすぐわかるだろう。

三連符を含む連符は、そのリズム感が独特になる。ひとまず聞いてみよう。


三連符特有の間を感じられただろうか。

三連符があるフレーズは、特有の空気感をもたらすので、効果的に使っていこう。

三連符(8分音符)

続いては8分音符を3分割した三連符だ。

16分音符のように、2本の横線でつながれている。

音源で確認すると次のとおりだ。

8分音符の三連符は、せわしない感じになる。

フィルの間にうまく入れられると、リズミカルでいいアクセントになる。

三連符(16分音符)

16分音符の三連符はかなり細かい。

見た目でも細かいが、音で聴いてもその細かさがわかるはずだ。

8分音符でも言えることだが、三連符2こをまとめて、六連符として表記することもある。

ここでは便宜上、三連符として表記したが、六連符とした方が見やすいだろう。

楽譜で見たときに戸惑わないようにしよう。

二拍三連符の楽譜

二拍三連符は、二拍を3分割した音符である。

4分音符を3つ取りまとめたような表記をする。

二拍三連符の音源は、注意して聞かないと、わからないかもしれない。

それほどまでに、演奏するのも難しい。

テンポの遅い楽曲ほどごまかしが効かないとはよくいったものだ。

連符の楽譜

これまでは三連符のみを見てきたが、五連符や七連符も見てみよう。

先ほど同様、上に「5」「7」と表記されている。

いくつの連符なのかはここでチェックするようにしよう。

五連符や七連符を4分音符に取り入れると、かなり速いテンポで叩くことになる。

そのため、二拍三連符のように複数の拍をまたぐ場合も多いだろう。

連符特有のフィーリング

連符について解説した。

三連符をはじめ独特の間・フィーリングをもたらすものがほとんどだ。

楽曲を聞いておかしいなと思ったら、それは連符かもしれない。

連符特有の表情は、つかめると演奏に幅を出せる。

ぜひチャレンジしてみよう。

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分類単語
ビート8ビート 16ビート 4ビート 2ビート ビートの違い 4つ打ち 裏打ち 頭打ち シャッフルビート・スウィング グルーヴ
拍・リズム裏拍 走る・もたる 倍テン(ダブルタイム) 半テン(ハーフタイム)  縦(縦のライン) ブレイクダウン キメ 〇〇回し
音楽記号2拍3連符・3連符 2拍子や4拍子 変拍子  BPM クレッシェンド・デクレッシェンド 反復記号 音価 サスティーン・倍音
テクニックアクセント移動(4ストローク) フィルイン リムショット シンコペーション(食う) ゴーストノート ミュート・シンバルチョーク シングルストローク(1つ打ち) ダブルストローク(2つ打ち) フラム
その他かみて・しもて