ドラム用語

【ドラム用語】サスティーン・倍音とは | ミュート方法も解説

  • サスティーンとは、音の伸び
  • 倍音とは、基音に対して整数倍の音程
  • ミュートは、サスティーンや倍音を抑えるのに使用

サスティーンとは

サスティーンとは、音の伸びをさす。ドラムに限らず、楽器が鳴り続ける状態のことをいう。ミュートをするとサスティーンを減らせる、つまり音の余韻を減らせる。他の楽器を邪魔したくないときや、静かに鳴らしたいときにミュートする。

倍音とは

倍音とは、基音を整数倍させた周波数の音をさす。端折っていうならば、オクターブ上の音がなっているようなイメージだ。低いドの音が基音だとしたら、倍音は高いドやもっと高いドになる。

この表現だと誤解をうむ恐れがあるので、もう少し言葉を付け足そう。

基音と倍音

基音というのは、音色の中で一番鳴っている低い音だ(私たちが聴く「音」は、基音と倍音、それ以外の音が複雑に組み合わさっている)。

一方倍音は基音より高い音で、基音を整数倍した音をさす。

数字で見てみよう。

基音:440Hz
倍音:880Hz (440 × 2)
倍音:1320Hz (440 × 3)

倍音は基音を整数倍した音に当たる。音には基音と倍音以外の音が含まれているが、それらが絶妙に組み合わさることで、普段聞いている「音」が構成される。

基音と倍音や音の波に関する解説は、下のサイトが参考になるだろう。

視覚的にも聴覚的にもわかりやすく解説している。英語なのでその点は注意。

LET’S LEARN ABOUT Waveforms

ミュートの効果

太鼓やシンバルをミュートすると、倍音やサスティーンが抑えられる。

ライブやレコーディングでは、頻繁に使用されているものだ。

「ミュートなにそれ?」って思うのなら、次の記事を確認しよう。ミュートが何か、どうやるのかを解説しているよ。

【ドラム用語】ミュートとは | シンバルチョークも曲でわかる!ミュートには、消音・減音という意味がある。ドラムの場合は、余計な倍音やサステインを取り除く意味で使われる場合がほとんどだ。しかし、ドラムは楽器ごとにミュートのさせ方は違うし、ミュートをさせた方がいい場面も存在する。ミュートの方法やミュートさせる場面を解説する。...

ミュートのやり方

ミュートのやり方は色々ある。

  • ガムテープ
  • ティッシュ
  • 耐震ジェル
  • タオル
  • リングミュート
  • 毛布

などなど。それぞれの機材で適したミュート方法が違うから、よく調べたり研究したりしよう。

こちらの動画も参考にすると良い。こういうミュート方法があるんだと参考になる。

ミュートは単に音量を抑えるという意味で、使われることもあるよ。

ミュートは英語で「無言の、沈黙の」っていう意味だしね、

倍音とサスティーン

倍音とサスティーンについて解説したよ。

どちらも音を考えるうえで、欠かせない要素だ。

しっかり理解して、ミュートや鳴らし方にも反映させていこう。

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分類単語
ビート8ビート 16ビート 4ビート 2ビート ビートの違い 4つ打ち 裏打ち 頭打ち シャッフルビート・スウィング グルーヴ
拍・リズム裏拍 走る・もたる 倍テン(ダブルタイム) 半テン(ハーフタイム)  縦(縦のライン) ブレイクダウン キメ 〇〇回し
音楽記号2拍3連符・3連符 2拍子や4拍子 変拍子  BPM クレッシェンド・デクレッシェンド 反復記号 音価 サスティーン・倍音
テクニックアクセント移動(4ストローク) フィルイン リムショット シンコペーション(食う) ゴーストノート ミュート・シンバルチョーク シングルストローク(1つ打ち) ダブルストローク(2つ打ち) フラム
その他かみて・しもて