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【音楽用語】反復記号7種まとめ | 楽譜繰り返しも怖くない!

ドラマー
ドラマー
楽譜に意味のわからない記号多すぎ!!

というあなたのために、よく使われる反復記号を解説するよ。

記号の使用例も一緒に解説するから、すぐ理解できて便利。

最後に練習問題も用意したから、力試しに使ってね。

リピート記号

リピート記号とは、太線と「:」の組み合わせで表される。

太線の右側に:と、左側に:の2つでワンセットだよ。

リピート記号のセットに挟まれた小節は、2回繰り返して演奏する。

演奏順 : 1 → 2 → 3 → 4 → 3 → 4 → 5 → 6

「3 → 4」が2回繰り返されているところがポイント。

リピート記号は2つでワンセットと言ったけど、例外もあるんだ。

演奏順 : 1 → 2 → 1 → 2 → 3 → 4 → 3 → 4 → 5 → 6

太線右側に:しかないときは、楽譜の最初から:の地点までを繰り返すよ。

今回の場合だと「1 → 2」を繰り返し演奏するってこと。

1番かっこ,2番かっこ

リピート記号と組み合わせて使用されるのが、1番かっこや2番かっこ。

1番かっこはリピート記号の中に、2番かっこは外にかかれるよ。

1番かっこの直前までは今までどおり読んで、リピート記号の1回目は1の中を、2回目は2の中を読む。

演奏順 : 1 → 2 → 3 → 2 → 4 → 5 → 6

1,2,3と順番どおりに読んで、リピート記号でまた2から再スタートする。

ただし2の次は3ではなく4にジャンプする。そのあとは続けて5,6と読もう。

ここでは1,2しか出てこなかったけど、もっと回数が増える場合もある。

演奏順 : 1 → 2 → 3 → 2 → 3 → 2 → 4 → 5 → 6

回数が増えても要領は一緒。

1回目の繰り返しは1を、2回目の繰り返しは2を、3回目の繰り返しは3を辿ればいい。

D.C.(ダ・カーポ)とFine(フィーネ)

D.C.は「先頭に戻る」、Fineは「終了」という意味。

演奏順 : 1 → 2 → 3 → 4 → 5 → 1 → 2 → 3

Fineが出てきても一旦無視して、読み進める。

D.C.が出てきたら先頭に戻ってまた1から読む。

2回目に読んでいる最中、Fineが出てきたらそこで終了。

Fineは(に・のついた記号でも表される。意味は一緒だよ。

D.S.(ダルセーニョ)

D.Sはセーニョと呼ばれる記号まで戻る記号。

D.S.が出てきたら、セーニョまで戻ろう。

1回目に出てきたセーニョはFine同様、無視して読み進めよう。

演奏順 : 1 → 2 → 3 → 4 → 5 → 2 → 3

Coda(コーダ)

Codaは繰り返し記号が出たときにジャンプする記号。

1回目のTo Codaは無視して、D.C.で先頭に戻る。

2回目のTo CodaでCodaにジャンプして、そこから読み進める。

演奏順 : 1 → 2 → 3 → 1 → 4 → 5 → 6

To Codaの表記は楽譜によって差があるので、戸惑わないようにしよう。

またCodaが楽譜内に複数使用される際は、Codaの横に数字が記載される。ジャンプする先を間違えないようにしよう。

・//・(シミレ)

シミレは、特定の楽器のみが演奏を繰り返す際に使用される記号だ。

次の記号は「前の小節を繰り返す」という意味である。

今までの繰り返し記号とは違い、1小節ぶんのスペースを使用して記号が書かれる。

該当する楽器のみが繰り返されることを表すために、小節に直接記入している。

次の記号は「前の2小節を繰り返す」という意味だ。

次の記号は「前の4小節を繰り返す」という意味だ。

どれも考え方が一緒なので、すんなり頭に入ってこないだろうか。

ポイントは繰り返す分だけ、小節を使用しているということだ。

仮に何小節ぶんの繰り返し記号かわからなくても、何小節を使用しているかでどれだけの長さを繰り返すかがわかる。

練習問題

それぞれの繰り返しかたがわかったところで、実際に楽譜を読んでみよう。

楽譜は読めてなんぼなので、実践で力をつけていこう。

第1問(リピート記号とD.C.)

問題を解いてくれたかな。解説していくね。

この問題、実はひっかけである。

解説のパートで、リピート記号は繰り返すと話していたが、D.C.のように再び読む場合は繰り返す必要がない。

つまりD.Cする前はリピート記号を利用して、D.C.したあとはリピート記号をないものとして考えるということだ。

演奏順 : 1 → 2 → 3 → 4 → 3 → 4 → 5 → 6 → 1 → 2 → 3 → 4 → 5 → 6

第2問(D.S.とCoda)

D.S.とCodaを組み合わせる問題だ。

セーニョとTo Codaはとりあえず無視して読み進める(1,2,3,4)。

D.Sまできたらセーニョの記号まで戻る(2)。

続いてTo CodaがあるのでCodaまでジャンプする(5,6)。

演奏順 : 1 → 2 → 3 → 4 → 2 → 5 → 6

第3問(シミレ)

シミレを利用した問題である。

前半は1小節の繰り返し、後半は2小節の繰り返しである。

前半は1小節内に記号があるのに対して、後半は2小節の真ん中にまたがるように記号が記載してある。

回答:

反復記号をスラスラ読めるように

反復記号について解説したよ。

実際の楽譜ではこれらの記号がページをまたいで表記されることも少なくない。

でも意味を理解していれば、戸惑うことはないだろう。

「これなんだっけ…」と思ったら、この記事でおさらいしてみよう。

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